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日商ニュース

業況DIは6年ぶり、採算DIは10年ぶりの低水準

 30日に発表した9月期の商工会議所LOBO(早期景気観測)調査結果によると、全産業合計の業況DI(前年同月比ベース、以下同じ)は、前月水準(▲58.8)よりマイナス幅が2.4ポイント拡大して▲61.2となり、02年2月以来の水準となった。
 産業別の業況DIは、卸売で縮小、建設でほぼ横ばいだったものの、他の3業種は拡大した。
 景気に関する声、当面する問題としては、製造など一部に好調(中国製食品の敬遠に伴う国産品への需要増、鉄鋼・機械関係や造船等)、先行き期待という声があるものの、各種原材料価格上昇の影響により、収益面では厳しい状況。また、仕入価格の高騰に伴う採算の悪化、消費の低迷による売上の減少などを訴える声が依然として強い。
 全産業合計の売上DIは、マイナス幅が1.3ポイント拡大して▲46.5となり、6カ月連続で悪化した(03年1月以来の低水準)。産業別にみると、DI値のマイナス幅は卸売、小売で縮小したものの、他の3業種で拡大した。中でも、建設は03年1月、製造は02年10月以来の低水準。
 全産業合計の採算DIは、マイナス幅が1.3ポイント拡大して▲57.7となり、6カ月連続で悪化した(98年12月以来の低水準)。産業別にみると、DI値のマイナス幅は卸売で縮小したものの、他の4業種で拡大した。中でも、製造は02年2月以来、小売は99年2月以来の低水準。
 全産業合計の資金繰りDIは2カ月ぶりに悪化した(03年2月以来の低水準)。産業別にみると、DI値のマイナス幅は、建設、卸売、小売で縮小したものの、他の2業種では拡大した。
 全産業合計の仕入単価DIは、▲58.0となり、前月から低水準で推移。産業別にみると、仕入単価の上昇感は、小売で調査開始以来、最悪値を記録、他の4業種も引き続き低水準で推移している。
 全産業合計の従業員DIは前月からほぼ横ばい。産業別にみると、DI値は製造、卸売、サービスで過剰感が強まる一方、建設で過剰感が弱まり、小売で不足に転じた。
 向こう3カ月(10月~12月)の先行き見通しについては、全産業合計の業況DI(今月比ベース)が▲54.6と、昨年同時期の先行き見通し(▲27.1)に比べて27ポイント以上悪化している。産業別にみても、すべての業種で昨年同時期の先行き見通しに対し、16ポイント以上マイナス幅が拡大している。

本調査結果の詳細は、http://www.jcci.or.jp/lobo/lobo.htmlを参照。