トップページ > ニュースライン > 日商ニュース > 業況は大幅に悪化した前月と同水準、仕入単価の高騰によりDIは最悪値を更新(2月LOBO調査結果)

日商ニュース

業況は大幅に悪化した前月と同水準、仕入単価の高騰によりDIは最悪値を更新(2月LOBO調査結果)

 日本商工会議所が29日に発表した2月期の商工会議所LOBO(早期景気観測)調査結果によると、全産業合計の業況DI(前年同月比ベース、以下同じ)は、大幅に悪化した1月(▲47.9)から、ほぼ横ばいとなった(▲47.5:これは4年8カ月ぶりの水準)。
 産業別の業況DIは、卸売でマイナス幅が拡大し、建設、製造、小売でほぼ横ばい、サービスでは縮小した。
 景気に関する声、当面する問題としては、百貨店など一部に好調(天候から防寒衣料の売行き好調等)、先行き期待という声があるものの、原材料価格の高騰による採算の悪化、消費の低迷による売上減少などを訴える声が多く聞かれる。
 全産業合計の売上DIは、マイナス幅が4.4ポイント縮小して▲35.4となり、3カ月ぶりに縮小した。産業別にみると、DI値のマイナス幅はサービスで拡大したものの、他の4業種では縮小した。
 全産業合計の採算DIは、マイナス幅が2.2ポイント縮小して▲44.9となり、6カ月ぶりにわずかながら縮小した。産業別にみると、DI値のマイナス幅は卸売で拡大したものの、他の4業種では縮小した。
 全産業合計の資金繰りDIは、悪化が2.5ポイント強まって▲31.0となり、6カ月連続の悪化となった。産業別にみると、DI値は製造でほぼ横ばいだったものの、他の業種すべてで悪化した。
 全産業合計の仕入単価は、12カ月連続で上昇を示し、仕入単価DI(下落-上昇)は▲49.8となり、調査開始以来最悪の水準を更新している。産業別にみると、仕入単価の上昇感は建設、製造で弱まったものの、他の3業種で強まった。
 従業員面では、全産業合計の従業員DIは、過剰感が0.1ポイント強まって▲4.1となり、4カ月連続で強まった。産業別にみると、DI値は小売で不足感が強まったものの、製造、卸売、サービスでほぼ横ばい、建設で過剰感が強まった。
 向こう3カ月(3月~5月)の先行き見通しについては、全産業合計の業況DI(今月比ベース)が▲41.6と、昨年同時期の先行き見通し(▲20.0)に比べて大きく悪化している。産業別にみても、全ての業種で昨年同時期の先行き見通しに対し、約15ポイント以上の悪化となっている。

 本調査結果の詳細は、http://www.jcci.or.jp/lobo/lobo.htmlを参照。