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業況DIは、2カ月連続改善。先行きは懸念材料多く、横ばい圏内の動き(LOBO調査2017年4月結果)

 日本商工会議所が28日に発表した4月の商工会議所LOBO(早期景気観測)調査結果によると、4月の全産業合計の業況DIは、▲17.3と、前月から+2.8ポイントの改善。ただし、「悪化」から「不変」への変化が押し上げ要因となったことに留意が必要。インバウンドを含め春の観光需要の堅調な動きから、小売業、卸売業、サービス業の業況感が改善した。また、電子部品や自動車関連で引き続き好調な生産を指摘する声が聞かれたほか、設備投資に持ち直しの動きが見られた。一方、消費者の節約志向、人手不足の影響拡大、原材料、燃料の値上りが依然、中小企業の足かせとなっており、業況改善に向けた動きは力強さを欠く。
 先行きについては、先行き見通しDIが▲17.5(今月比▲0.2ポイント)とほぼ横ばいを見込む。ゴールデンウィークに伴う観光需要など消費の拡大や、海外経済の回復に期待する声が聞かれる。他方、消費の一段の悪化、人手不足の影響拡大、原材料・燃料価格の上昇、地政学的リスクや不安定な金融市場が実体経済に及ぼす影響など、先行きへの懸念を指摘する声は多く、中小企業の業況は横ばい圏内で推移する見通し。
 項目別では、全産業合計の売上DIは▲10.0と、前月から改善。産業別にみると、全業種で改善した。 
 全産業合計の採算DIは▲14.3と、前月から改善。産業別にみると、建設業で悪化、その他の4業種で改善した。
 全産業合計の資金繰りDIは▲7.5と、前月から改善。産業別にみると、サービス業でほぼ横ばい、その他の4業種で改善した。
 全産業合計の仕入単価DIは▲32.3と、前月から悪化。産業別にみると、全業種で悪化した。
 全産業合計の従業員DI20.9と、前月から人手不足感が強まった。産業別にみると、小売業で人手不足感が弱まり、卸売業でほぼ横ばい、その他の3業種では人手不足感が強まった。 
 なお、今月の付帯調査は、「2017年度の採用動向」について実施。
 詳細は、LOBO調査ホームページ(https://cci-lobo.jcci.or.jp/)を参照。