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業況DIは、横ばい続く。先行きは改善見込むも、慎重な見方崩れず(LOBO調査2016年8月結果)

 

日本商工会議所が31日に発表した8月の商工会議所LOBO(早期景気観測)調査結果によると、8月の全産業合計の業況DIは、▲24.9と、前月から▲0.4ポイントのほぼ横ばい。夏休みの堅調な観光需要のほか、賃貸住宅など民間工事に持ち直しの動きがみられる。また、円高などによる原材料価格の下落や依然として低い水準の燃料費の恩恵を指摘する声も聞かれた。他方、個人消費の鈍い動きや、販売先からのコストダウン要請の強まり、慢性的な人手不足による受注機会の損失や人件費の上昇などが、中小企業のマインドを下押ししており、業況感は足踏み状況となっている。

先行きについては、先行き見通しDIが▲21.4(今月比+3.5ポイント)と改善を見込むものの、「悪化」から「不変」への変化が主因であり、実体はほぼ横ばい。観光需要や住宅建設が全体を牽引するほか、経済対策・補正予算による公共工事の増加、個人消費の喚起に期待する声が聞かれる。他方、人手不足の影響が大きな足かせとなる中、消費低迷や円高、海外経済減速の長期化を懸念する声は多く、中小企業においては、先行きへの慎重な見方を崩していない。

項目別では、全産業合計の売上DIは▲21.2と、前月からほぼ横ばい。産業別にみると、建設業、卸売業、サービス業で改善、その他の2業種で悪化した。

 全産業合計の採算DIは▲22.1と、前月からほぼ横ばい。産業別にみると、建設業、製造業で改善、卸売業、小売業で悪化、サービス業でほぼ横ばいだった。

 全産業合計の資金繰りDIは▲13.3と、前月から悪化。産業別にみると、製造業で改善、その他の4業種では悪化した。

 全産業合計の仕入単価DIは▲17.5と、前月から改善。産業別にみると、サービス業でほぼ横ばい、その他の4業種では改善した。

全産業合計の従業員DIは17.1と、前月から人手不足感が強まった。産業別にみると、建設業、小売業で人手不足感が強まり、卸売業で人手不足感が弱まった。その他の2業種はほぼ横ばい。

なお、今月の付帯調査は、「生産性の向上に向けた取組みとその問題点」について実施。

 

詳細は、日商ホームページ(http://www.jcci.or.jp/lobo/lobo.html)を参照。