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業況DIは、悪化。先行きも慎重な見方続き、ほぼ横ばいの動き(LOBO調査2016年6月結果)

 日本商工会議所が30日に発表した6月の商工会議所LOBO(早期景気観測)調査結果によると、6月の全産業合計の業況DIは、▲24.8と、前月から▲2.0ポイントの悪化。なお、本調査期間は英国のEU離脱の決定前であることに留意が必要。人手不足や人件費の上昇が足かせとなる中、消費低迷の長期化や円高進行による受注減に加え、株価・為替の不安定な動きが中小企業のマインドを下押ししている。堅調な観光需要や、原材料価格の下落、春から値上がりしているものの依然として低い水準にある燃料費の恩恵を指摘する声は聞かれるが、中小企業の景況感は足元で弱い動きがみられている。
 先行きについては、先行き見通しDIが▲24.6(今月比+0.2ポイント)とほぼ横ばいを見込む。夏の観光需要の拡大や、猛暑予測から飲料品や家電製品など夏物商品の販売増加、消費増税の再延期による消費者マインド改善を期待する声が聞かれる。他方、金融市場の不安定な推移などによる、インバウンドを含む消費の一段の悪化や設備投資の減少に対する懸念のほか、人手不足の影響拡大など、景気の不透明感が増す中、中小企業においては、先行きへの慎重な見方が続いている。
 項目別では、全産業合計の売上DIは▲21.5と、前月から悪化。産業別にみると、建設業、サービス業で改善、その他の3業種で悪化した。
 全産業合計の採算DIは▲20.6と、前月から悪化。産業別にみると、建設業、サービス業で改善、その他の3業種で悪化した。
 全産業合計の資金繰りDIは▲12.1と、前月からほぼ横ばい。産業別にみると、建設業、製造業で悪化、小売業でほぼ横ばい、その他の2業種では改善した。
 全産業合計の仕入単価DIは▲21.5と、前月からほぼ横ばい。産業別にみると小売業、サービス業で改善、その他の3業種はほぼ横ばい。
 全産業合計の従業員DIは14.2と、前月からほぼ横ばい。産業別にみると、製造業で人手不足感が強まり、建設業、卸売業で人手不足感は弱まった。その他の2業種はほぼ横ばい。
 なお、今月の付帯調査は、「2016年度の所定内賃金の動向」、「経営上望ましい為替水準」について実施。 

詳細は、日商ホームページ(http://www.jcci.or.jp/lobo/lobo.html)を参照。