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業況DIは、足踏み状況。先行きも不透明感強く、慎重な見方が続く(LOBO調査2016年3月結果)

 

日本商工会議所が31日に発表した3月の商工会議所LOBO(早期景気観測)調査結果によると、3月の全産業合計の業況DIは、▲23.6と、前月から▲0.8ポイントのほぼ横ばい。原材料価格や燃料費などの下落の恩恵が続く中、好調な観光需要による下支えのほか、設備投資にも持ち直しの動きがみられる。他方、人件費上昇や受注機会の損失など人手不足の影響拡大、消費低迷の長期化に加え、新興国経済の減速、不安定な金融市場など、取り巻く環境の厳しさがマインドを鈍らせており、中小企業の業況感は足踏み状況となっている。

先行きについては、先行き見通しDIが▲22.1(今月比+1.5ポイント)と改善を見込むものの、「悪化」から「不変」への変化が主因であり、実体はほぼ横ばい。春の観光シーズンに向けた需要拡大や設備投資の持ち直し、補正予算・来年度予算の早期執行などへの期待感が伺える。他方、新興国経済の減速やマイナス金利政策を含めた金融市場の不透明感もあり、先行きが見通しづらい中、中小企業においては、消費低迷の長期化や人手不足の影響拡大、春闘の結果を受けた人件費の動向と価格転嫁の遅れに対する懸念などから、慎重な見方が続いている。

項目別では、全産業合計の売上DIは▲14.9と、前月から改善。産業別にみると、小売業で悪化、その他の4業種で改善した。

全産業合計の採算DIは▲17.7と、前月から改善。産業別にみると、建設業でほぼ横ばい、その他の4業種で改善した。

全産業合計の資金繰りDIは▲11.7と、前月から改善。産業別にみると、建設業で悪化、製造業、サービス業で改善、その他の2業種でほぼ横ばい。

全産業合計の仕入単価DIは▲24.2と、前月からほぼ横ばい。産業別にみると、建設業、卸売業で悪化、その他の3業種で改善した。

全産業合計の従業員DIは15.6と、前月から人手不足感が強まった。産業別にみると、卸売業、小売業でほぼ横ばい、その他の3業種は人手不足感が強まった。

なお、今月の付帯調査は、「所定内賃金の動向(2015年度実績、2016年度見通し)」について実施。

詳細は、日商ホームページ(http://www.jcci.or.jp/lobo/lobo.html)を参照。