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業況DIは、悪化。先行きは改善見込むも、不透明感強く、慎重な見方が続く(LOBO調査2016年2月結果)

 

日本商工会議所が29日に発表した2月の商工会議所LOBO(早期景気観測)調査結果によると、2月の全産業合計の業況DIは、▲22.8と、前月から▲3.4ポイントの悪化。観光需要による牽引のほか、原油安に伴い、原材料価格や燃料費、電力料金の下落の恩恵を指摘する声が聞かれたものの、人手不足と人件費の上昇が足かせとなる中、消費低迷や中国経済減速による受注減などが全体を押し下げた。また、株価・為替の不安定な推移も中小企業のマインドを下押ししており、昨年秋頃から足踏み状況が続いていたが、足元では弱い動きがみられている。

先行きについては、先行き見通しDIが▲18.2(今月比+4.6ポイント)と改善を見込むものの、「悪化」から「不変」への変化が主因。観光需要の拡大や設備投資の持ち直し、補正予算の早期執行への期待感のほか、燃料費や電力料金の下落により収益改善を見込む声が聞かれる。他方で、新興国経済の減速や株価・為替の不安定な推移、マイナス金利導入の影響などにより、先行きの不透明感が増す中、中小企業においては、消費低迷の長期化や人手不足の影響拡大などへの懸念を払拭できず、慎重な見方を崩していない。

項目別では、全産業合計の売上DIは▲19.3と、前月から悪化。産業別にみると、卸売業、小売業で改善、その他の3業種で悪化した。

全産業合計の採算DIは▲22.3と、前月から悪化。産業別にみると、卸売業、小売業でほぼ横ばい、その他の3業種で悪化した。

全産業合計の資金繰りDIは▲12.8と、前月から悪化。産業別にみると、卸売業で改善、その他の4業種で悪化した。

全産業合計の仕入単価DIは▲24.9と、前月からほぼ横ばい。産業別にみると、建設業、卸売業で改善、その他の3業種で悪化した。

全産業合計の従業員DIは13.8と、前月から人手不足感が弱まった。産業別にみると、小売業でほぼ横ばい、その他の4業種は人手不足感が弱まった。

なお、今月の付帯調査は、「コスト増加分の価格転嫁の動向(BtoC、BtoB)」について実施。

詳細は、日商ホームページ(http://www.jcci.or.jp/lobo/lobo.html)を参照。