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業況DIは、足踏み続く。先行きも不透明感から慎重な見方崩れず(LOBO調査2016年1月結果)

 日本商工会議所が29日に発表した1月の商工会議所LOBO(早期景気観測)調査結果によると、1月の全産業合計の業況DIは、▲19.4と、前月から▲2.2ポイントの悪化。人手不足や人件費の上昇が足かせとなる中、中国経済の減速、個人消費の鈍さなどに伴う売上減少に加え、年明け以降の株価・為替の不安定な推移が中小企業のマインドを下押ししている。ただし、「好転」から「不変」への変化も押し下げ要因となったほか、観光需要や自動車関連などは堅調に推移しており、実体は、昨年秋頃からの足踏み状況が続いている。

 先行きについては、先行き見通しDIが▲18.7(今月比+0.7ポイント)と、ほぼ横ばいを見込む。春節などに伴う観光需要や住宅投資による下支えのほか、原油安を背景とする原材料、燃料などの価格下落に伴う収益改善を期待する声が聞かれる。他方、新興国経済の減速や株価・為替の不安定な推移、人手不足の影響拡大などにより景気の不透明感が増す中、中小企業においては、先行きに対する慎重な見方が続く。

項目別では、全産業合計の売上DIは▲16.6と、前月から悪化。産業別にみると、小売業で改善、その他の4業種で悪化した。

全産業合計の採算DIは▲17.5と、前月からほぼ横ばい。産業別にみると、建設業、製造業でほぼ横ばい、サービス業で改善、その他の2業種で悪化した。

全産業合計の資金繰りDIは▲10.3と、前月からほぼ横ばい。産業別にみると、建設業、サービス業で改善、その他の3業種で悪化した。

全産業合計の仕入単価DIは▲24.3と、前月から改善。産業別にみると、卸売業でほぼ横ばい、その他の4業種で改善した。

全産業合計の従業員DIは16.5と、前月からほぼ横ばい。産業別にみると、建設業、サービス業でほぼ横ばい。製造業は人手不足感が弱まり、その他の2業種は強まった。

 なお、今月の付帯調査は、「2015年度の新卒採用の動向」、「経営上望ましい為替水準」について実施。

 詳細は、日商ホームページ(http://www.jcci.or.jp/lobo/lobo.html)を参照。