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業況DIは、横ばい圏内の動き。先行きも懸念材料払拭できず、足踏み続く(LOBO調査2015年12月結果)

日本商工会議所が28日に発表した12月の商工会議所LOBO(早期景気観測)調査結果によると、12月の全産業合計の業況DIは、▲17.2と、前月から+0.9ポイントのほぼ横ばい。堅調な観光需要や住宅投資の持ち直しのほか、北米向け輸出・新型車効果に下支えされた自動車を中心に、関連業種で業績改善が進む。他方、最低賃金の引き上げや人手不足を背景とする人件費の上昇、価格転嫁の遅れなどに加え、中国経済減速や暖冬の影響による受注・売上の減少を指摘する声も聞かれており、中小企業の景況感は、改善に向けた動きが鈍く、足踏み状況が続く。

先行きについては、先行き見通しDIが▲18.2(今月比▲1.0ポイント)と、ほぼ横ばいを見込む。観光需要の牽引や住宅投資の持ち直しに加え、冬の賞与増を含む所得環境の好転による消費拡大への期待がみられるものの、人手不足や人件費の上昇、価格転嫁の遅れが足かせとなる状況に変わりはない。また、新興国経済の動向や消費者心理の二極化などへの懸念が企業のマインドを鈍らせていることから、中小企業においては、先行きに慎重な姿勢を崩しておらず、足踏みが続く見通し。

項目別では、全産業合計の売上DIは▲12.1と、前月からほぼ横ばい。産業別にみると、建設業、製造業で改善、サービス業でほぼ横ばい、その他の2業種で悪化した。

全産業合計の採算DIは▲16.8と、前月からほぼ横ばい。産業別にみると、建設業で改善、製造業、サービス業でほぼ横ばい、その他の2業種で悪化した。

全産業合計の資金繰りDIは▲10.4と、前月から横ばい。産業別にみると、建設業でほぼ横ばい、製造業、卸売業で改善、その他の2業種で悪化した。

全産業合計の仕入単価DIは▲31.5と、前月からほぼ横ばい。産業別にみると、建設業でほぼ横ばい、製造業、小売業で改善、その他の2業種で悪化した。

全産業合計の従業員DIは15.8と、前月からほぼ横ばい。産業別にみると、建設業で人手不足感が弱まり、その他の4業種でほぼ横ばい。

 なお、今月の付帯調査は、「2015年度の所定内賃金の動向」について実施。

詳細は、日商ホームページ(http://www.jcci.or.jp/lobo/lobo.html)を参照。