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業況DIは、横ばいで推移。先行きも好材料乏しく、一進一退の動きが続く(LOBO調査2015年10月結果)

 日本商工会議所が30日に発表した10月の商工会議所LOBO(早期景気観測)調査結果によると、10月の全産業合計の業況DIは、▲17.5と、前月から▲0.2ポイントのほぼ横ばい。秋の行楽シーズンと中国の大型連休に伴い好調だった観光関連や住宅投資の持ち直しなどが下支えするほか、一部では、ガソリンや原材料などの価格下落の恩恵を指摘する声も伺える。他方、人手不足や人件費の上昇、価格転嫁の遅れなどが足かせとなり、業績改善のテンポがばらつく中、中国経済の減速や消費者のマインドの鈍さを受けて、中小企業の景況感は足踏み状況にある。

 先行きについては、先行き見通しDIが▲16.0(今月比+1.5ポイント)と改善するものの、「悪化」から「不変」への変化が主因であり、実体はほぼ横ばいの見込み。観光需要や住宅投資の拡大のほか、設備投資、公共工事の持ち直し、冬の賞与増などへの期待感はあるものの、中国経済減速の影響や消費低迷の長期化を懸念する声も聞かれる。先行きの不透明感が増す中、人手不足や人件費の上昇、価格転嫁の遅れなどの課題を抱える中小企業では、景気回復や自社の業績改善への確信が持てず、慎重な見方が続く。

 項目別では、全産業合計の売上DIは▲6.1と、前月から改善。産業別にみると、卸売業でほぼ横ばい、その他の4業種で改善した。

 全産業合計の採算DIは▲14.8と、前月から改善。産業別にみると、建設業でほぼ横ばい、卸売業で悪化、その他の3業種で改善した。

 全産業合計の資金繰りDIは▲11.3と、前月から改善。産業別にみると、建設業、製造業で改善、小売業で悪化、その他の2業種でほぼ横ばい。

 全産業合計の仕入単価DIは▲36.4と、前月から改善。産業別にみると、小売業でほぼ横ばい、その他の4業種で改善した。

 全産業合計の従業員DIは16.3と、前月からほぼ横ばい。産業別にみると、サービス業で人手不足感が強まり、その他の4業種はほぼ横ばい。

 なお、今月の付帯調査は、「2015年度の設備投資動向」について実施。

 詳細は、日商ホームページ(http://www.jcci.or.jp/lobo/lobo.html)を参照。