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業況DIは、3カ月ぶりの改善。先行きは回復見込むも、力強さを欠く(LOBO調査2015年8月結果)

 日本商工会議所が31日に発表した8月の商工会議所LOBO(早期景気観測)調査結果によると、8月の全産業合計の業況DIは、▲14.9と、前月から+5.1ポイントの改善。好調な観光関連が全体を牽引する中、プレミアム付商品券などの政策効果や猛暑の影響による受注・売上増がみられたほか、住宅・設備投資も持ち直しに向けた動きが続く。ただし、「悪化」から「不変」への変化もDIの押し上げ要因となったことに留意が必要。価格転嫁の遅れや人手不足、人件費の上昇が足かせとなる状況は変わらず、地域や業種によって回復のペースにばらつきが残るなど、一進一退の動きとなっている。

 先行きについては、先行き見通しDIが▲13.5(今月比+1.4ポイント)と改善を見込むも、「悪化」から「不変」への変化が主因。プレミアム付商品券などによる消費喚起や、インバウンドをはじめとする観光関連の需要増、住宅・設備投資の回復などへの期待感が伺える。他方で、コスト増加分の転嫁遅れや人手不足の状況が続く中、食料品などの値上げに伴う消費者マインドの低下や、中国経済の減速による影響を懸念する声が聞かれるなど、先行きに確信を持てない企業も多く、回復に力強さを欠く。

 項目別では、全産業合計の売上DIは▲7.8と、前月から改善。産業別にみると、建設業でほぼ横ばい、製造業で悪化、その他の3業種で改善した。

 全産業合計の採算DIは▲16.0と、前月から改善。産業別にみると、卸売業で悪化、小売業でほぼ横ばい、その他の3業種で改善した。

 全産業合計の資金繰りDIは▲11.4と、前月とほぼ横ばい。産業別にみると、製造業、サービス業でほぼ横ばい、その他の3業種で改善した。

 全産業合計の仕入単価DIは▲41.0と、前月から改善。産業別にみると、卸売業で悪化、その他の4業種で改善した。

 全産業合計の従業員DIは14.1と、前月から人手不足感が強まった。産業別にみると、建設業で人手不足感が弱まり、サービス業でほぼ横ばい、その他の3業種は人手不足感が強まった。

 なお、今月の付帯調査は、「円安への対応状況」、「インバウンド需要獲得に向けた対応状況」について実施。

 詳細は、日商ホームページ(http://www.jcci.or.jp/lobo/lobo.html)を参照。