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業況DIは、緩やかに持ち直しも、足元で一服。先行きは底堅い動きが続く(LOBO調査2015年6月結果)

 日本商工会議所が30日に発表した6月の商工会議所LOBO(早期景気観測)調査結果によると、6月の全産業合計の業況DIは、▲15.3と、前月から▲1.8ポイントの悪化。円安の影響によるコスト増が続く中、取引価格への転嫁が遅れているほか、人手不足や人件費の上昇が中小企業の景況感を押し下げた。他方で、回復のペースにばらつきはあるものの、好調なインバウンドや株高・賃上げを背景に、個人消費は持ち直しに向けた動きが続くほか、設備投資も回復の兆しがみられている。中小企業の景況感は、比較対象となる前年同月に消費税引き上げの影響が残っていたことへ留意が必要であるが、総じてみれば緩やかな回復基調が続いている。

 先行きについては、先行き見通しDIが▲14.8(今月比+0.5ポイント)とほぼ横ばいを見込む。賞与増を含む賃上げやプレミアム付商品券をはじめとする政策効果などを背景に、夏以降の個人消費、設備投資の回復を期待する声が聞かれる。他方で、円安に伴う一段のコスト増や価格転嫁の遅れ、労働需給の逼迫による人件費の上昇などへの懸念から、先行きに慎重な見方も伺える。

 項目別では、全産業合計の売上DIは▲10.2と、前月から悪化。産業別にみると、卸売業で改善、その他の4業種で悪化した。

 全産業合計の採算DIは▲16.7と、前月から悪化。産業別にみると、卸売業で改善、サービス業でほぼ横ばい、その他の3業種で悪化した。

 全産業合計の資金繰りDIは▲10.4と、前月から横ばい。産業別にみると、建設業で悪化、卸売業で改善、その他の3業種でほぼ横ばい。

 全産業合計の仕入単価DIは▲42.5と、前月から改善。産業別にみると、製造業、小売業でほぼ横ばい、その他の3業種で改善した。

 全産業合計の従業員DIは11.6と、前月からほぼ横ばい。産業別にみると、建設業で人手不足感が弱まり、製造業で強まった。その他の3業種はほぼ横ばい。

 なお、今月の付帯調査は、「2015年度の所定内賃金の動向」、「経営上望ましい為替水準」について実施。

 詳細は、日商ホームページ(http://www.jcci.or.jp/lobo/lobo.html)を参照。