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業況DIは、改善続く。先行きは横ばい圏内で推移も、持ち直しに期待感(LOBO調査2015年5月結果)

 日本商工会議所が29日に発表した5月の商工会議所LOBO(早期景気観測)調査結果によると、5月の全産業合計の業況DIは、▲13.5と、前月から+1.8ポイントの改善。輸出増に伴う生産の伸びや好調なインバウンドによる下支え、株高・賃上げに伴う消費者のマインド好転に加え、一部で設備投資の動きが出始めるなど、中小企業の景況感は、受注・売上の回復を背景に持ち直しに向けた動きが進む。ただし、比較対象の前年同月は駆け込み需要の反動の影響から業況が一段と悪化した時期であることに留意が必要。また、業況DIの好転は、「悪化」から「不変」への変化が主因であり、依然としてコスト増や取引価格への転嫁遅れ、人手不足などが足かせとなる状況が続いている。

 先行きについては、先行き見通しDIが▲14.3(今月比▲0.8ポイント)とほぼ横ばいを見込む。コスト増加分の価格転嫁遅れや人手不足、人件費の上昇などが、引き続き経営の足かせになるとの見方から、一部にもたつきが残る。他方で、大手企業の業績改善が進む中、受注増や設備投資の持ち直しへの期待感が伺えるほか、夏の賞与増を含む所得環境の好転から、個人消費の伸びを見込む声も聞かれている。

 項目別では、全産業合計の売上DIは▲4.5と、前月から改善。産業別にみると、建設業でほぼ横ばい、その他の4業種で改善した。

 全産業合計の採算DIは▲12.8と、前月から改善。産業別にみても、全業種で改善した。

 全産業合計の資金繰りDIは▲10.4と、前月から悪化。産業別にみると、小売業でほぼ横ばい、その他の4業種で悪化した。

 全産業合計の仕入単価DIは▲43.7と、前月からほぼ横ばい。産業別にみると、建設業、製造業で改善、卸売業で悪化、その他の2業種でほぼ横ばい。

 全産業合計の従業員DIは12.1と、前月から人手不足感が強まった。産業別にみると、建設業、サービス業で人手不足感が強まり、卸売業で弱まった。その他の2業種はほぼ横ばい。

 なお、今月の付帯調査は、「2015年度の設備投資動向」について実施。

 詳細は、日商ホームページ(http://www.jcci.or.jp/lobo/lobo.html)を参照。