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業況DIは、前年の反動から大幅改善。先行きは鈍さ残るも持ち直しを見込む(LOBO調査2015年4月結果)

 日本商工会議所が30日に発表した4月の商工会議所LOBO(早期景気観測)調査結果によると、4月の全産業合計の業況DIは、▲15.3と、前月から+9.4ポイントの大幅改善。ただし、比較対象の前年同月は、駆け込み需要の反動減により業況が落ち込んだ時期であることに留意が必要。取引価格への転嫁遅れや、人手不足、人件費・電力料金の上昇などが足かせとなり、回復のペースにばらつきが残るものの、輸出増などに伴う生産の伸びや好調なインバウンドが下支えするほか、株高や今春の賃上げを背景に消費者マインドが上向きつつあるなど、中小企業の景況感は、総じて持ち直しに向けた動きが続く。

 先行きについては、先行き見通しDIが▲13.6(今月比+1.7ポイント)と改善を見込むものの、「悪化」から「不変」への変化が主因。中小企業においては、依然として、コスト増加分の価格転嫁や電力料金の値上げ、人手不足などが懸念材料となる状況が続く。他方で、株高・賃上げに伴う個人消費の回復や輸出をけん引役とする生産増などへの期待感から、先行きは緩やかに回復するとの見方が伺える。

 項目別では、全産業合計の売上DIは▲8.3と、前月から改善。産業別にみると、建設業で悪化、その他の4業種で改善した。

 全産業合計の採算DIは▲16.4と、前月から改善。産業別にみると、建設業、サービス業でほぼ横ばい、その他の3業種で改善した。

 全産業合計の資金繰りDIは▲8.8と、前月から改善。産業別にみても、全業種で改善した。

 全産業合計の仕入単価DIは▲44.7と、前月からほぼ横ばい。産業別にみると、卸売業、サービス業で悪化、その他の3業種で改善した。

 全産業合計の従業員DIは11.0と、前月からほぼ横ばい。産業別にみると、建設業、製造業で人手不足感が弱まり、その他の3業種で人手不足感が強まった。

 なお、今月の付帯調査は、「2015年度の採用動向」について実施。

 詳細は、日商ホームページ(http://www.jcci.or.jp/lobo/lobo.html)を参照。