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業況DIは、前年の反動から足元では一服も、持ち直しに向けた動きが続く(LOBO調査2015年3月結果)

 日本商工会議所が31日に発表した3月の商工会議所LOBO(早期景気観測)調査結果によると、3月の全産業合計の業況DIは、▲24.7と、前月から▲3.0ポイントの悪化。ただし、比較対象の前年同月は、駆け込み需要を背景に卸売業・小売業などで業況が大幅改善した時期であることに留意が必要。コスト増加分の価格転嫁遅れのほか、人手不足や人件費の上昇による生産・営業活動の制約を指摘する声が聞かれるなど、一部では回復にもたつきがみられるものの、中小企業の景況感は、自動車などの輸出増を受けて生産が回復しつつあるほか、好調なインバウンドに下支えされ、総じて持ち直しに向けた動きが続く。

 先行きについては、先行き見通しDIが▲18.4(今月比+6.3ポイント)と大幅改善を見込む。ただし、「悪化」から「不変」への変化が主因であることに留意が必要。コスト増に伴う収益圧迫や人手不足の長期化が業績改善に向けた懸念材料となり、慎重な見方が残る。他方で、今春の賃上げや株高を背景とする消費者のマインド好転のほか、輸出増に伴う受注の回復、設備投資の持ち直しを期待する声が聞かれるなど、中小企業における先行き見通しには明るさが出始めている。

 項目別では、全産業合計の売上DIは▲20.1と、前月からほぼ横ばい。産業別にみると、小売業で悪化、サービス業でほぼ横ばい、その他の3業種で改善した。

 全産業合計の採算DIは▲25.1と、前月から悪化。産業別にみると、卸売業、小売業で悪化、その他の3業種でほぼ横ばい。

 全産業合計の資金繰りDIは▲14.2と、前月から悪化。産業別にみると、建設業で改善、その他の4業種で悪化した。

 全産業合計の仕入単価DIは▲44.5と、前月から悪化。産業別にみると、建設業でほぼ横ばい、その他の4業種で悪化した。

 全産業合計の従業員DIは11.1と、前月から人手不足感が弱まった。産業別にみると、製造業、小売業でほぼ横ばい、その他の3業種で人手不足感が弱まった。

 なお、今月の付帯調査は、「所定内賃金の状況(2014年度実績、2015年度見通し)」について実施。

 詳細は、日商ホームページ(http://www.jcci.or.jp/lobo/lobo.html)を参照。