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業況DIは、横ばい圏内の動きが続く。先行きは回復見込むも、弱さが残る(LOBO調査2014年8月結果)

 日本商工会議所が29日に発表した8月の商工会議所LOBO(早期景気観測)調査結果によると、8月の全産業合計の業況DIは、▲20.5と、前月から▲0.8ポイントのほぼ横ばいで推移。公共工事、自動車関連の下支えが続くほか、外国人観光客の増加などを背景に観光関連が堅調だったものの、一部で台風や局地的な大雨に伴う売上減少、客足の伸び悩みなどの影響がみられた。また、仕入や電力料金などのコスト増による収益圧迫や、人手不足に伴う生産・営業活動への影響が広がるほか、人材確保のための賃上げにより負担が増す中、中小企業における景況感の回復は力強さを欠き、まだら模様の状況が続く。

 先行きについては、先行き見通しDIが▲17.4(今月比+3.1ポイント)と、改善を見込む。消費税率引き上げに伴う影響が和らぎつつある中で、賃上げを背景とする個人消費の活発化や、製造業の生産回復などが期待され、景気は徐々に持ち直すとの見方が続く。他方で、仕入や電力料金、人件費などのコスト増や人手不足に伴う影響の拡大などにより、先行きに確信が持てない中小企業も多く、回復に向けた動きに弱さも伺える。

 項目別では、全産業合計の売上DIは▲14.8と、前月からマイナス幅が拡大。産業別にみると、建設業、小売業でほぼ横ばい、その他の3業種で悪化した。

 全産業合計の採算DIは▲24.1と、前月から横ばい。産業別にみると、建設業、サービス業でほぼ横ばい、製造業で改善、その他の2業種で悪化した。

 全産業合計の資金繰りDIは▲12.3と、前月からほぼ横ばい。産業別にみると、建設業で悪化、卸売業で改善、その他の3業種でほぼ横ばい。

 全産業合計の仕入単価DIは▲50.8と、前月からマイナス幅が拡大。産業別にみると、卸売業、小売業でほぼ横ばい、その他の3業種で悪化した。

 全産業合計の従業員DIは11.4と、前月からほぼ横ばい。産業別にみると、建設業、製造業は人手不足感が強まり、その他の3業種は人手不足感が弱まった。

 なお、今月の付帯調査は、「コスト増状況及び販売価格への転嫁状況」について実施。

 詳細は、日商ホームページ(http://www.jcci.or.jp/lobo/lobo.html)を参照。