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業況DIは、駆け込み需要を背景に改善。先行きは不安感が一段と拡大(LOBO調査2014年3月結果)

 

 日本商工会議所が31日に発表した3月の商工会議所LOBO(早期景気観測)調査結果によると、3月の全産業合計の業況DIは、▲4.4と、前月から+3.3ポイントの改善。家電や日用品などを中心に消費税引き上げ前の駆け込み需要がピークを迎え、製造業・非製造業を問わず、受注・売上の増加による業況改善が進む。他方で、仕入・電力料金などのコスト増や、人材確保難を背景とする人件費の負担増に加え、駆け込み需要の反動減への不安が一段と広がっており、受注・売上の低迷を見込む地域の中小企業からは、経営悪化を懸念する声が多く聞かれる。

 先行きについては、先行き見通しDIが▲28.2(今月比▲23.8ポイント)と、大幅な悪化を見込む。一部で夏頃には業績が回復するとの声が聞かれるものの、仕入コストや電力料金、人件費などの負担増が続く中、駆け込み需要の反動減による受注低迷や消費者のマインド低下に加え、取引先からコストダウン要請が強まることが見込まれるなど、先行き不安が一段と広がっている。

 項目別では、全産業合計の売上DIは8.0と、前月からプラス幅が拡大。産業別にみると、全業種で改善した。

 全産業合計の採算DIは▲9.8と、前月からマイナス幅が縮小。産業別にみると、建設業で悪化、サービス業で横ばい、その他の3業種で改善した。

 全産業合計の資金繰りDIは▲9.8と、前月からほぼ横ばい。産業別にみると、製造業で悪化、卸売業、小売業でほぼ横ばい、その他の2業種で改善した。

 全産業合計の仕入単価DIは▲49.6と、前月からほぼ横ばい。産業別にみると、建設業、製造業でほぼ横ばい、サービス業で改善、その他の2業種で悪化した。

 全産業合計の従業員DIは11.4と、前月から人手不足感が強まった。産業別にみると、建設業は人手不足感が弱まり、サービス業はほぼ横ばい、その他の3業種は人手不足感が強まった。

 なお、今月の付帯調査は、「消費税率引き上げに伴う価格・販売戦略」について実施。

 詳細は、日商ホームページ(http://www.jcci.or.jp/lobo/lobo.html)を参照。