トップページ > ニュースライン > 業況DIは、一段の改善。先行きはコスト増や駆け込み需要の反動への懸念も(LOBO調査2014年1月結果)

ニュースライン

業況DIは、一段の改善。先行きはコスト増や駆け込み需要の反動への懸念も(LOBO調査2014年1月結果)

 

 日本商工会議所が31日に発表した1月の商工会議所LOBO(早期景気観測)調査結果によると、  1月の全産業合計の業況DIは、▲3.1と、前月から+4.3ポイントの改善。住宅着工などが好調な建設業がけん引したほか、自動車関連の業績改善が幅広い業種に波及している。また、高価格帯商品への志向の強まりに加え、消費税引き上げ前の駆け込み需要が出始めており、中小企業の景況感は、売上・受注の増加を背景に、一段の改善がみられる。他方で、仕入コストや電力料金に加え、人材確保の困難さから人件費の負担も増大する中、販売価格への転嫁遅れにより、売上増に見合う収益があがらないとの声もあり、景気回復を実感できない状況もみられる。

 先行きについては、先行き見通しDIが▲7.4(今月比▲4.3ポイント)と、悪化を見込む。消費税引き上げ前の駆け込み需要などにより、3月まで堅調な推移が見込まれる一方、家計への負担増に備えた消費手控えの動きも予想される。また、業況改善をけん引してきた建設業や製造業でも、価格転嫁の遅れによる収益悪化に加え、4月以降の反動減への懸念の声が高まるなど、先行きに対して慎重な見方が伺える。

 項目別では、全産業合計の売上DIは2.7と、前月からほぼ横ばい。産業別にみると、建設業、小売業でほぼ横ばい、製造業で改善、その他の2業種で悪化した。

 全産業合計の採算DIは▲10.5と、前月からマイナス幅が縮小。産業別にみると、卸売業でほぼ横ばい、サービス業で悪化、その他の3業種で改善した。

 全産業合計の資金繰りDIは▲7.0と、前月からマイナス幅が縮小。産業別にみると、サービス業はほぼ横ばい、その他の4業種は改善した。

 全産業合計の仕入単価DIは▲49.8と、前月からマイナス幅が縮小したものの、「悪化」から「不変」への変化が主因であり、実体はほぼ横ばい。産業別にみると、建設業で悪化、サービス業でほぼ横ばい、その他の3業種でマイナス幅が縮小した。

 全産業合計の従業員DIは11.2と、前月から人手不足感が強まった。産業別にみると、小売業は人手不足感が弱まり、製造業はほぼ横ばい、その他の3業種は人手不足感が強まった。

 なお、今月の付帯調査は、「2014年度の所定内賃金に対する考え方」について実施。

 詳細は、日商ホームページ(http://www.jcci.or.jp/lobo/lobo.html)を参照。