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業況DIは、横ばい。回復基調も、仕入価格の転嫁遅れから景況感にばらつき(LOBO調査2013年11月結果)

 日本商工会議所が29日に発表した11月の商工会議所LOBO(早期景気観測)調査結果によると、 11月の全産業合計の業況DIは、▲12.8と、前月から▲0.9ポイントのほぼ横ばいで推移。中小企業の景況感は、建設業や自動車関連などの製造業によるけん引に加え、観光関連でも、好調な台湾や東南アジアのほか、中国からの観光客も回復の兆しがみられることから、総じて回復基調が続く。他方で、地域の小売・サービス業で、人件費や電力料金に係るコスト増に加え、長引く仕入価格の上昇・高止まりが足かせとなり業況改善が遅れるなど、景況感にばらつきがあり、一部では回復の動きに鈍さがみられる。

 先行きについては、先行き見通しDIが▲11.6(今月比+1.2ポイント)と、改善する見込み。消費税引き上げ前の駆け込み需要や冬の賞与増などを背景とする年末商戦の本格化に加え、建設業や自動車をはじめとする製造業によるけん引が続く見通し。一方、仕入価格などのコスト増が続く中、上昇分の転嫁が難しい中小企業からは、先行きに対して慎重な見方も伺える。

 項目別では、全産業合計の売上DIは▲1.7と、前月から改善。産業別にみると、建設業で悪化、その他の4業種で改善した。

 全産業合計の採算DIは▲16.4と、前月からマイナス幅が縮小。産業別にみると、建設業で悪化、小売業でほぼ横ばい、その他の3業種で改善した。

 全産業合計の資金繰りDIは▲11.5と、前月からマイナス幅が拡大。産業別にみると、製造業、サービス業でほぼ横ばい、その他の3業種でマイナス幅が拡大した。

 全産業合計の仕入単価DIは▲50.7と、前月からマイナス幅が拡大。産業別にみると、小売業でマイナス幅が縮小、その他の4業種でマイナス幅が拡大した。

 全産業合計の従業員DIは10.3と、前月からほぼ横ばい。産業別にみると、製造業、小売業はほぼ横ばい、その他の3業種は人手不足感が強まった。

 なお、今月の付帯調査は、「仕入価格上昇に伴う価格転嫁の状況」について実施。

 詳細は、日商ホームページ(http://www.jcci.or.jp/lobo/lobo.html)を参照。