トップページ > ニュースライン > 業況DIは、回復基調続くも、足元では一進一退で推移(LOBO調査2013年8月結果)

ニュースライン

業況DIは、回復基調続くも、足元では一進一退で推移(LOBO調査2013年8月結果)

 日本商工会議所が30日に発表した8月の商工会議所LOBO(早期景気観測)調査結果によると、8月の全産業合計の業況DIは、▲15.7と、前月から▲1.6ポイントの悪化。燃料や原材料の価格上昇・高止まりが長期化し、電力料金などの負担増が続く中、依然として景気回復の実感が得られていないとの声が根強い。一方、公共工事や住宅関連が下支えする建設業のほか、消費者マインドの好転や外国人観光客の増加により観光関連では好調が続く。売上の堅調な推移を背景に、中小企業の景況感は総じて回復基調が続いているものの、仕入価格の上昇が採算悪化を招き、今一段の業況改善の足かせとなるなど、足元では一進一退の動きとなっている。

 先行きについては、先行き見通しDIが▲12.7(今月比+3.0ポイント)と、改善する見込み。仕入価格の上昇や燃料費・電力料金などのコスト増に伴う収益圧迫が続いていることから、一部では先行きに対して慎重な姿勢がみられるものの、堅調な建設業や観光関連が全体を押し上げているほか、製造業でも自動車や住宅関連などで持ち直し傾向が続いており、回復基調は継続するとみられる。

 項目別では、全産業合計の売上DIは▲8.6と、前月からほぼ横ばい。産業別にみると、建設業、製造業でほぼ横ばい、サービス業で改善、その他の2業種で悪化している。

 全産業合計の採算DIは▲18.9と、前月からマイナス幅が拡大。産業別にみると、小売業、サービス業でほぼ横ばい、その他の3業種でマイナス幅が拡大している。

 全産業合計の資金繰りDIは▲12.0と、前月からマイナス幅が拡大。産業別にみると、小売業でほぼ横ばい、その他の4業種でマイナス幅が拡大。

 全産業合計の仕入単価DIは▲47.8と、前月からマイナス幅が拡大。産業別にみても、全業種でマイナス幅が拡大した。

 全産業合計の従業員DIは7.1と、前月から人手不足感が強まった。産業別にみると、建設業は人手不足感が若干弱まり、小売業、サービス業は人手不足感が強まった。その他の2業種は人手過剰感が弱まった。

 なお、今月の付帯調査は、「仕入価格の上昇による経営への影響」について実施。

 詳細は、日商ホームページ(http://www.jcci.or.jp/lobo/lobo.html)を参照。