JETROのローカル・トゥ・ローカル産業交流事業について

平成13年8月8日
流通・地域振興部


 JETRO(日本貿易振興会)は、地域産業の国際化を支援するため「ローカル・トゥ・ローカル産業交流事業(LL事業)」を平成8年度から実施している。国内と海外の経済交流活動を支援することにより、技術・資本・デザイン等の提携、共同研究・開発、部品・製品の相互調達等の多様な産業交流を展開することを目指し、地域経済の活性化を図るもの。

〔事業の概要〕

事業主体 地方自治体または商工関係団体
支援内容 @海外基礎調査
 交流先の産業・企業等についてJETRO海外事務所が調査(3〜6ヵ月)し情報提供
A海外出張調査
 交流先の産業・企業等について実施主体及びJETROが適切と認めた人を1週間程度交流先に派遣
Bミッション派遣
 ミッション派遣の際、交流先での商談会、交流会、企業訪問等をJETRO海外事務所がアレンジ
C有識者招へい
 実施主体及びJETROが適当と認めた人を海外から招へいし、セミナー・シンポジウムを開催
D有力企業招へい
 交流先から交流を希望する企業を日本に招へいし、商談会等を開催
支援期間 @LL事業→2〜3年、AミニLL事業→1年
経費負担等 負担割合は特にない。
一般的に海外基礎調査の調査費用、海外出張調査の専門家派遣費用、ミッション派遣の際の海外側の受入費とJETRO職員随行費、有識者招へいの被招へい者渡航費・滞在費・セミナー等開催費はJETROが負担。実施規模によっては実施主体の自己負担があるほか、国内産地の調査費用、ミッション参加費、招へい者の歓迎レセプション等は実施主体の負担となる。
申込手続 年度ごとに募集を受け付け。通常、毎年3月をめどに事業採択の可否を決定する。

※お問い合わせは、ジェトロ東京本部投資交流課(iva@jetro.go.jp)まで。

<LL事業・ミニLL事業活用事例>

兵庫県尼崎市−ドイツ・バイエルン州(環境関連、機械、金属加工分野) 尼崎商工会議所がLL事業の推進組織として「環境ビジネス研究会」を平成13年4月に設立。10月にアウグスブルク市で開催される展示会「インターリフト」に合わせて経済ミッションを派遣し、展示会への出展、現地企業調査、商談会の開催等を予定している。また、12月に有識者・有力企業の招へいを予定。平成15年度は、4月に尼崎市にて開催される中小企業都市サミット及び産業フェアの開催に合わせて有力企業を招へいし、同フェアへの参加をはじめ、企業交流会、商談会などを予定している。
東広島市−ドイツラインファルツ州(酒造業) 西条酒造組合・東広島市・東広島商工会議所は、ドイツのラインラントファルツ州へ平成13年2月にミッションを派遣。ドイツワインにおける等級付け、品質保証制度、マーケティング方法などについて現地調査を行い、その調査結果に基づき、日本酒への応用を試み、酒造業の更なる繁栄を図った。
埼玉県川越市−ドイツ・オッフェンバッハ市(建築関連産業) 川越商工会議所が中心となって、バリアフリー建築や古い街並みと調和の取れた新しい街づくりをテーマに、企業間の技術・業務提携を進める。川越から建築専門家をオッフェンバッハ市に派遣して街づくりに参画する建築関連産業の調査を行うほか、交流に関心のある現地企業を川越に招き商談会を実施する予定。

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