新発田商工会議所(新潟県)は、市内の職人に城下町の雰囲気を感じさせる工芸品開発を依頼し、これまでに漆(うるし)塗りの棗(なつめ)、凧、あい染の小物などが完成、一部がこのほど商品化された。
新商品開発では、工芸品の模様に新発田市出身の画家蕗谷虹児の作品で知られる花嫁や、市の花アヤメをあしらうなど「新発田ならでは」を意識した。棗は、新発田で茶道が盛んなことから着目。香料を入れる香合とともに製作してもらった。黒と朱色に染められ、アヤメや梅の木が繊細に描かれている。販売価格は約2万円を見込み、注文を受けて製作する。
同所では、「伝統を生かしながら時代にあった新しい商品を開発し、観光客から楽しんでもらえる城下町らしさを創出していきたい」と話している。