平成16年度電源開発促進対策特別会計

電源立地勘定予算一次内示の概要(文部科学省分)

 

平成15年12月

文部科学省

 

○ 平成16年度予算のポイント

 

  原子力施設の円滑な立地のためには、何よりも原子力施設の安全確保や災害対策に万全を期し周辺住民の安心を得ることが重要であり、その上で、原子力施設と地域の真の「共生」を図っていくため、立地地域の立場に立って原子力施設の立地をより長期的、広域的、総合的な地域振興につなげていく努力が必要である。

  また、国民一人一人がエネルギーや原子力について考え、判断するための環境を整えることが重要であり、エネルギーや原子力に関する教育の取組を支援する等、エネルギー・原子力に対する理解増進を進める必要がある。

 

 以上を踏まえ、次の項目に重点を置いて予算要求を行い、以下のとおりの金額が認められた。

 

 1.地域との共生のための取組の充実・強化

 

 2.原子力に対する国民の理解増進のための施策の充実・強化

 

 3.原子力防災対策の充実・強化

 

 4.環境安全対策の充実・強化

 

 5.その他

 

○予算額(一次内示)

  平成16年度電源立地勘定の一次内示額は、376億円(対前年度比20億円減)。

 

 

 15年度予算額

 16年度要求額

 一次内示額

 

 396億円

 390億円

 376億円

 


 

 

 1.地域との共生のための取組の充実・強化

 

 

 

○各種交付金、補助金の充実

  各種交付金制度の統合・一本化、交付対象事業の拡充・柔軟化等を図った新交付金制度や地域科学技術の振興等を通じた地域の自立的、長期的な発展を支援する。

 

 

 15年度予算額

 16年度要求額

 一次内示額

 

 157億円

 147億円

 140億円

 

 

 

 

 2.原子力に対する国民の理解増進のための施策の充実・強化

 

 

[平成16年度一次内示額:41億円(41億円)]

  国民一人一人がエネルギーや原子力について考え、判断するための環境整備が重要であり、このためには広報活動の充実とともに、学校教育の場においても、エネルギーや原子力について理解を深め、自ら考え判断する力を身に付けられるようにすることが重要である。

  このため、高速増殖原型炉「もんじゅ」に関する広報事業等を拡充するとともに、地域におけるエネルギーや原子力に関する教育の取組を支援する体制の整備を図るなど関係施策の推進を図る。

 

 ○高速増殖原型炉「もんじゅ」に関する広報事業

  高裁判決を受け、地元等の理解がさらに重要となった高速増殖原型炉「も

んじゅ」を中心とした核燃料サイクルに関する情報をマスメディア等を通じて広く提供し、より一層の理解増進を図る。

 

 

 15年度予算額

 16年度要求額

 一次内示額

 

 1.0億円

 3.8億円

 3.8億円

 

 

     


 

 

 3.原子力防災対策の充実・強化

 

 

[平成16年度一次内示額:46億円(45億円)]

  原子力施設等の緊急時対策をより充実し、万一の緊急時に、地方公共団体が行う原子力防災対策を国として迅速かつ的確に支援する体制の整備等を図る。

 

 ○緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム調査等

  原子力防災対策に係る支援をより効果的に行うため、緊急時迅速放射能

影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)の高速化システム整備等を行う。

 

 

 15年度予算額

 16年度要求額

 一次内示額

 

 11億円

 12億円

 12億円

 

 

 

 

 4.環境安全対策の充実・強化

 

 

[平成16年度一次内示額:134億円(141億円)]

  原子力施設等の周辺地域における安全対策のための環境放射線監視を行い、周辺住民の放射線に対する不安の解消に努める。

 

 ○海洋環境放射能総合評価の推進

原子力発電施設等の周辺海域における海洋環境放射能のより正確な評価を

行うため、関連事業を推進する。

 

 

 15年度予算額

 16年度要求額

 一次内示額

 

 8.0億円

 8.1億円

 8.0億円

 

 


 

 

 5.その他

 

 

 

[平成16年度一次内示額:14億円(12億円)]

  核燃料サイクル施設に関する安全性実証等を行い、国民の理解増進等に努める。

 

 ○試験研究炉等廃止措置に関する安全性実証

 [平成16年度一次内示額:2.7億円(新規)]

  昨年度末に新型転換炉「ふげん」の運転が終了したことを踏まえ、廃止措置に関する安全性の実証を行う。

 

 ○高速炉燃料集合体に関する信頼性実証

 [平成16年度一次内示額:3.6億円(新規)]

  経済性・効率性に優れた新しい製造法による高速炉用燃料の燃焼データを取得し、当該燃料の信頼性の実証を行う。

 

 


(参考)

 

平成16年度電源立地勘定予算一次内示額の概要(文部科学省分)

 

(単位:億円)

 

 

  16年度

 

 一次内示額

  15年度

 

  予算額

 

 増△減額

 1.地域との共生のための取組

 

 

 2.原子力の理解増進

 

 

 3.原子力防災対策

 

 

 4.環境安全対策

 

 

 5.その他

  140

 

 

     41

 

 

     46

 

 

   134

 

 

     15

  157

 

 

     41

 

 

     45

 

 

   141

 

 

     12

  △17

 

 

      

 

 

      

 

 

   △7

 

 

    3

    合      計

   376

   396

  △20

 

 注)合計は四捨五入の関係で一致しないことがある。