○調査期間:2015年12月11日〜17日

○調査対象:全国の422商工会議所が2966企業にヒアリング

         (内訳)建設業 453 製造業 715 卸売業 320 小売業 707 サービス業 771

○調査項目:今月の売上・採算・業況等についての状況(DI値を集計) および自社が直面する問題等

※DI値について
 DI値は、売上・採算・業況などの各項目についての、判断の状況を表す。ゼロを基準として、プラスの値で景気の上向き傾向を 表す回答の割合が多いことを示し、マイナスの値で景気の下向き傾向を表す回答の割合が多いことを示す。したがって、売上高など の実数値の上昇率を示すものではなく、強気・弱気などの景気感の相対的な広がりを意味する。

DI=(増加・好転などの回答割合)−(減少・悪化などの回答割合)
    業況・採算:(好転)−(悪化)  売上:(増加)−(減少)




>>>>>>>以下には、調査結果のポイントを掲載します。詳細(全文)は、こちらよりダウンロード(PDF)してください<<<<<<<



- - - - - 2015年12月調査結果の概要 - - - - -

業況DIは、横ばい圏内の動き。先行きも懸念材料払拭できず、足踏み続く


  • 12月の全産業合計の業況DIは、▲17.2と、前月から+0.9ポイントのほぼ横ばい。堅調な観光需要や 住宅投資の持ち直しのほか、北米向け輸出・新型車効果に下支えされた自動車を中心に、関連業種で業績改善が進む。他方、最低賃金の 引き上げや人手不足を背景とする人件費の上昇、価格転嫁の遅れなどに加え、中国経済減速や暖冬の影響による受注・売上の減少を 指摘する声も聞かれており、中小企業の景況感は、改善に向けた動きが鈍く、足踏み状況が続く。
        
  • 先行きについては、先行き見通しDIが▲18.2(今月比▲1.0ポイント)と、ほぼ横ばいを見込む。 観光需要の牽引や住宅投資の持ち直しに加え、冬の賞与増を含む所得環境の好転による消費拡大への期待がみられるものの、 人手不足や人件費の上昇、価格転嫁の遅れが足かせとなる状況に変わりはない。また、新興国経済の動向や消費者心理の二極化 などへの懸念が企業のマインドを鈍らせていることから、中小企業においては、先行きに慎重な姿勢を崩しておらず、足踏みが続く見通し。

    【建設業】からは、「鉄筋工や型枠工、重機オペレーターなどの不足が続いており、人材確保のため、賃上げを含めた待遇改善を進めたい」(一般工事業)、「鋼材など一部の建材価格が下落し、採算面で好影響がみられる」(建築工事業)、「大企業を中心にデータ通信設備への投資が増えているため、受注に繋げられるよう対応策を検討中」(電気工事業)などの声が寄せられている。

    【製造業】からは、「住宅投資の持ち直しに伴い、住宅メーカーからオーダーメイド家具の受注が伸びている」(家具製造業)、「建設機械関連をはじめ新興国向けの引き合いが鈍く、休業日を設けるなど、生産調整を行わざるを得ない」(産業用機械部品等製造業)、「取引先である造船会社の業績が好調。自社も受注が伸びているが、現在の生産能力では対応しきれず、納期遅れが懸念される」(金属部品等製造業)などの声が寄せられている。

    【卸売業】からは、「冬物衣料の受注増を見込んでいたが、暖冬が続いたため、小売店の販売不振が相次ぎ、在庫が積み上がっている」(衣料品卸売業)、「業績が伸びており、一段の営業強化のため、新卒採用を行ったが、内定辞退が発生。当面は採用活動を続けるが、人材を確保できるか不安」(食料品卸売業)、「電力会社や化学メーカーをはじめ、プラント関連の受注が堅調なことから、賃上げを実施した」(産業用資材卸売業)などの声が寄せられている。

    【小売業】からは、「お歳暮やクリスマスにあわせたイベントが奏功し、客足が伸びた。また、初売りに向けて高価格帯の福袋を企画しており、売上増に期待したい」(百貨店)、「人手不足であるが、収益改善の遅れからアルバイトの時給を引き上げる余裕がなく、採用募集をしても集まらない」(総合スーパー)、「12月に入っても気温の高い日が続き、冬物衣料や保温グッズなどの動きが鈍く、苦戦している」(商店街)などの声が寄せられている。

    【サービス業】からは、「原油安の恩恵はあるものの、荷主から軽油価格下落分の値下げ要請が強まりつつあり、対応に苦慮している」(運送業)、「週末を中心に忘年会や新年会の予約が伸び、売上は前年度並みを確保」(飲食店)、「宿泊利用が堅調。更なる集客を図るため、スマートフォンにも対応した予約システムなどを導入したい」(旅館業)などの声が寄せられている。        

     売上面では、全産業合計の売上DIは▲12.1と、前月からほぼ横ばい。産業別にみると、建設業、製造業で改善、サービス業でほぼ横ばい、その他の2業種で悪化した。

     採算面では、全産業合計の採算DIは▲16.8と、前月からほぼ横ばい。産業別にみると、建設業で改善、製造業、サービス業でほぼ横ばい、その他の2業種で悪化した。

     資金繰り面では、全産業合計の資金繰りDIは▲10.4と、前月から横ばい。産業別にみると、建設業でほぼ横ばい、製造業、卸売業で改善、その他の2業種で悪化した。

     仕入価格面では、全産業合計の仕入単価DIは▲31.5と、前月からほぼ横ばい。産業別にみると、建設業でほぼ横ばい、製造業、小売業で改善、その他の2業種で悪化した。

     従業員面では、全産業合計の従業員DIは15.8と、前月からほぼ横ばい。産業別にみると、建設業で人手不足感が弱まり、その他の4業種でほぼ横ばい。





                                    • 本件担当:日本商工会議所 産業政策第一部 TEL:03−3283−7630

                                      ご意見・ご質問は
                                      こちら

                                      商工会議所を知ってもらうキャンペーンはこちら





                                      Copyright(C)1996-2015,The Japan Chamber of Commerce and Industry