○調査期間:2015年9月11日〜17日

○調査対象:全国の422商工会議所が2985企業にヒアリング

         (内訳)建設業 463 製造業 720 卸売業 321 小売業 704 サービス業 777

○調査項目:今月の売上・採算・業況等についての状況(DI値を集計) および自社が直面する問題等

※DI値について
 DI値は、売上・採算・業況などの各項目についての、判断の状況を表す。ゼロを基準として、プラスの値で景気の上向き傾向を 表す回答の割合が多いことを示し、マイナスの値で景気の下向き傾向を表す回答の割合が多いことを示す。したがって、売上高など の実数値の上昇率を示すものではなく、強気・弱気などの景気感の相対的な広がりを意味する。

DI=(増加・好転などの回答割合)−(減少・悪化などの回答割合)
    業況・採算:(好転)−(悪化)  売上:(増加)−(減少)




>>>>>>>以下には、調査結果のポイントを掲載します。詳細(全文)は、こちらよりダウンロード(PDF)してください<<<<<<<



- - - - - 2015年9月調査結果の概要 - - - - -

業況DIは、一進一退。先行きも慎重な見方続き、横ばい圏内の動き


  • 9月の全産業合計の業況DIは、▲17.3と、前月から▲2.4ポイントの悪化。 ただし、「好転」から「不変」への変化も押し下げ要因となったことに留意が必要。好調な観光関連の牽引が続く中、 住宅投資に加え、公共工事にも持ち直しの動きがみられる。他方、価格転嫁の遅れや人手不足、人件費の上昇が足かせ となる状況に変わりはなく、台風や大雨など天候不順の影響もあって、中小企業の景況感は地域・業種などによって ばらつき、一進一退の動きが続く。
        
  • 先行きについては、先行き見通しDIが▲16.5(今月比+0.8ポイント)と横ばい圏内の動き。 観光需要の拡大や住宅・設備投資の回復、公共工事の持ち直しなどへの期待が伺える一方、家計負担の増大が消費者マインド を下押しする中、消費低迷の長期化を懸念する声も聞かれる。加えて、コスト増加分の価格転嫁や人手不足などへの対応が 遅れる企業では、先行きに対して慎重な見方が続く。

    【建設業】からは、「従業員のモチベーションを高めるため、賃上げを実施。受注が安定すれば、新規採用等も考えたい」(一般工事業)、「人手不足により受注を見送るケースもあるが、公共工事の発注が出始め、施工単価の見直しも進んでいるため、先行きを期待したい」(建築工事業)、「主力である通信設備関連の受注が低調なため、ビル内の配線など電気工事の取扱いを開始し、売上回復を図っている」(電気通信工事業)などの声が寄せられている。

    【製造業】からは、「シルバーウィークにおける観光客の大幅増により、今月の売上は前年を大きく上回る見込み」(和菓子製造・販売業)、「北米向けなど、取引先の自動車部品の生産が堅調。自社の受注も安定しているため、老朽化した工場の移転・新設を計画中」(金属熱処理業)、「受注量は概ね例年並みを確保したが、納期が短く、取引先からのコストダウン要請も強まっており、採算は厳しい」(自動車部品製造業)などの声が寄せられている。

    【卸売業】からは、「海外の需要の鈍さを反映し、鉄スクラップの価格が急落。取引先のメーカーへの販売価格も大幅に下がり、採算が悪化している」(再生資源卸売業)、「飲食・宿泊業などへの営業強化により売上が大幅に伸びている。従業員に報いるため、期末賞与の支給を検討している」(食料品卸売業)、「新卒を採用したいが、昨年に比べ、自社への応募が減少。また、選考に進んだ学生が辞退するなど、いまだ採用に結びついていない」(機械工具等卸売業)などの声が寄せられている。

    【小売業】からは、「台風や豪雨の影響もあって、来店客数・売上ともに前年割れとなった」(百貨店)、「地元における外国人観光客の数はそれほど多くはないが、1人で30万円分購入する観光客もおり、今後、集客策を検討したい」(化粧品販売店)、「気温の低下や天候不順が続いたことから、夏物衣料が売れ残った。他方で、秋物商品を早く投入した店舗では客足が伸びた」(商店街)などの声が寄せられている。

    【サービス業】からは、「軽油価格下落の恩恵はあるが、天候不順の影響により青果物の取引が少なかったことから、稼働率が低く、売上は伸び悩んだ」(運送業)、「ランチタイムは、お得なワンコインメニューの投入により客数が伸びたものの、ディナータイムは苦戦が続いている」(飲食店)、「インバウンド需要の獲得のみならず、2020年のオリンピックを見据え、施設の大幅リニューアルを行う予定」(旅館業)などの声が寄せられている。        

     売上面では、全産業合計の売上DIは▲12.1と、前月から悪化。産業別にみると、建設業で改善、その他の4業種で悪化した。

     採算面では、全産業合計の採算DIは▲17.3と、前月から悪化。産業別にみると、建設業、卸売業で改善、その他の3業種で悪化した。

     資金繰り面では、全産業合計の資金繰りDIは▲12.8と、前月から悪化。産業別にみると、建設業、小売業でほぼ横ばい、その他の3業種で悪化した。

     仕入価格面では、全産業合計の仕入単価DIは▲39.5と、前月から改善。産業別にみると、小売業、サービス業でほぼ横ばい、その他の3業種で改善した。

     従業員面では、全産業合計の従業員DIは15.7と、前月から人手不足感が強まった。産業別にみると、建設業、小売業で人手不足感が強まり、卸売業で弱まった。その他の2業種はほぼ横ばい。





                                    • 本件担当:日本商工会議所 産業政策第一部 TEL:03−3283−7630

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