○調査期間:2014年8月15日〜21日

○調査対象:全国の422商工会議所が3150企業にヒアリング

         (内訳)建設業 483 製造業 758 卸売業 347 小売業 744 サービス業 818

○調査項目:今月の売上・採算・業況等についての状況(DI値を集計) および自社が直面する問題等

※DI値について
 DI値は、売上・採算・業況などの各項目についての、判断の状況を表す。ゼロを基準として、プラスの値で景気の上向き傾向を 表す回答の割合が多いことを示し、マイナスの値で景気の下向き傾向を表す回答の割合が多いことを示す。したがって、売上高など の実数値の上昇率を示すものではなく、強気・弱気などの景気感の相対的な広がりを意味する。

DI=(増加・好転などの回答割合)−(減少・悪化などの回答割合)
    業況・採算:(好転)−(悪化)  売上:(増加)−(減少)




>>>>>>>以下には、調査結果のポイントを掲載します。詳細(全文)は、こちらよりダウンロード(PDF)してください<<<<<<<



- - - - - 2014年8月調査結果の概要 - - - - -

業況DIは、横ばい圏内の動きが続く。先行きは回復見込むも、弱さが残る


  • 8月の全産業合計の業況DIは、▲20.5と、前月から▲0.8ポイント のほぼ横ばいで推移。公共工事、自動車関連の下支えが続くほか、外国人観光 客の増加などを背景に観光関連が堅調だったものの、一部で台風や局地的な大 雨に伴う売上減少、客足の伸び悩みなどの影響がみられた。また、仕入や電力 料金などのコスト増による収益圧迫や、人手不足に伴う生産・営業活動への影 響が広がるほか、人材確保のための賃上げにより負担が増す中、中小企業にお ける景況感の回復は力強さを欠き、まだら模様の状況が続く。
        
  • 先行きについては、先行き見通しDIが▲17.4(今月比+3.1ポイン ト)と、改善を見込む。消費税率引き上げに伴う影響が和らぎつつある中で、 賃上げを背景とする個人消費の活発化や、製造業の生産回復などが期待され、 景気は徐々に持ち直すとの見方が続く。他方で、仕入や電力料金、人件費など のコスト増や人手不足に伴う影響の拡大などにより、先行きに確信が持てない 中小企業も多く、回復に向けた動きに弱さも伺える。

    【建設業】からは、「仕入価格や人件費が上昇する中、公共工事の施工単価が足元の価格に追いついておらず、収益を圧迫」(一般工事業)、「待遇の良い大手へ技術職が引き抜かれるなど、人材の争奪が激化している」(一般工事業)、「公立学校の空調関係の受注が増加。年内は工事が続く見込みのため、人員確保が心配」(管工事業)などの声が寄せられている。

    【製造業】からは、「原材料価格や電力料金の上昇により採算が悪化。消費者向けの商品は消費税率引き上げ分の転嫁も困難な状況」(水産食料品製造・販売業)、「自動車関連の受注増に伴い、従業員の残業も増えている。増員したいが、人が集まらない」(鋳造業)、「スマートフォン向けなどの半導体製造用制御装置の受注が伸び、業況は好転している」(計量器製造業)などの声が寄せられている。

    【卸売業】からは、「徐々に売上が回復しつつあるものの、競合他社との価格競争が激しく、採算面での回復が遅れている」(農産物卸売業)、「台風や大雨の影響により、アイス・飲料などの夏物商品の動きが鈍く、苦戦が続いた」(飲料・食料品卸売業)、「ガソリン価格の高止まりに加え、高速道路の割引改定の影響が大きいため、収益を確保できない」(洗浄剤・補修剤卸売業)などの声が寄せられている。

    【小売業】からは、「客単価は上昇しているが、来店客数が伸び悩んでおり、駆け込み需要の反動からは回復していない」(百貨店)、「電力料金などのコスト増が続き、従前から行ってきた経費削減では補いきれない」(総合スーパー)、「毎週末に天候が崩れたため、地元の買い物客が少なかったほか、観光客の入込も低調だった」(商店街)などの声が寄せられている。

    【サービス業】からは、「トラックは余っているが、ドライバー不足により売上が伸び悩んだ」(運送業)、「近隣にコンビニが相次いで出店した影響により、時給を上げても人手を確保できない」(飲食店)、「台風により一部でキャンセルが発生したものの、総じて観光客の利用が多く、稼働率は堅調だった」(旅館業)などの声が寄せられている。        

     売上面では、全産業合計の売上DIは▲14.8と、前月からマイナス幅が拡大。産業別にみると、建設業、小売業でほぼ横ばい、その他の3業種で悪化した。

     採算面では、全産業合計の採算DIは▲24.1と、前月から横ばい。産業別にみると、建設業、サービス業でほぼ横ばい、製造業で改善、その他の2業種で悪化した。

     資金繰り面では、全産業合計の資金繰りDIは▲12.3と、前月からほぼ横ばい。産業別にみると、建設業で悪化、卸売業で改善、その他の3業種でほぼ横ばい。

     仕入価格面では、全産業合計の仕入単価DIは▲50.8と、前月からマイナス幅が拡大。産業別にみると、卸売業、小売業でほぼ横ばい、その他の3業種で悪化した。

     従業員面では、全産業合計の従業員DIは11.4と、前月からほぼ横ばい。産業別にみると、建設業、製造業は人手不足感が強まり、その他の3業種は人手不足感が弱まった。





                                    • 本件担当:日本商工会議所 産業政策第一部 TEL:03−3283−7839

                                      ご意見・ご質問は
                                      こちら

                                      商工会議所を知ってもらうキャンペーンはこちら





                                      Copyright(C)1996-2014,The Japan Chamber of Commerce and Industry