産業別別概要



産  業概          況
 
建  設
業況・受注・採算DIとも前月水準を下回り、依然マイナス水準で推移している。公共工事は年度替わりの端境期にあたるため、発注量も少なく、低調であるとの指摘が多い。民間需要は、駆け込み需要の反動等による民間住宅着工件数の減少や設備投資の減少を訴える声も多く、非常に厳しい状況となっている。また、工事を巡る受注獲得競争も激しく、売上面、採算面の悪化を訴える声も強い。先行きは、業況・受注・採算DIともマイナス水準で推移、公共事業の見直し及び予算縮小等の動きに対し、不安感を訴える声もある。

 
製  造
業況・出荷・採算DIとも前月水準を下回ったが、特に出荷DIは2ヶ月連続でプラスとなった。住宅関連業種(家具・木材・鉄工等)で駆け込み需要の反動により、受注量が減少したとの指摘があったが、円安で輸出が好調な自動車関連業種(部品・機械金属等)では、引き続き生産が上向きとの指摘があった。鋼線・木材・印刷等では消費税率の引き上げや円安の影響で仕入れ単価が上昇し、採算面で厳しい状況となっているとの指摘がある。先行きは、業況・出荷・採算DIともマイナス水準で、多くの業種で消費税率引き上げに伴う消費低迷を懸念する声があり、依然不透明感がみられる。

 
卸  売
業況・売上・採算DIとも前月水準を上回ったものの、依然マイナス水準で推移している。駆け込み需要が低調で、その反動も小規模だったとの声が寄せられた。先行きは、業況・売上・採算DIともマイナス水準で慎重な見方が増えている。

 
小  売
業況・売上・採算DIとも前月水準を上回ったものの、依然マイナス水準で推移している。駆け込み需要の反動により、売上が大幅に低下したとの指摘が多い。特に、駆け込み需要がみられた高額商品では、その反動も大きく、売上が大幅に低下した。また、消費税率の引き上げで消費者の買い控えも指摘されるなど、厳しい状況となっている。一方、一部の地域では、高額商品を除き、駆け込み需要は低調で、その反動も小規模との指摘があった。先行きは、業況・売上・採算DIともマイナス水準で弱気な見方が続いている。

 
サ−ビス
業況・採算DIでは前月水準を上回ったものの、売上DIでは下回り、依然マイナス水準で推移している。運輸より、駆け込み需要の反動で貨物輸送量が減少したとの指摘があった。加えて、高速料金の値上がりで、売上面、採算面で厳しい状況との声が寄せられた。飲食店では、消費税率引き上げに伴う転嫁の影響で、客数が減少し、売上が低下したとの声がある。また、一方では、価格据え置き(内税)の影響や円安による輸入食材の値上がりで、採算面で厳しい状況との指摘もあった。先行きは、業況・売上・採算DIともマイナス水準で、消費税引き上げ後の消費動向を懸念する声がある。

●調査結果のポイント●業況についての判断
●売上(受注・出荷)の状況についての判断
●採算の状況についての判断 ●景気キーワード
●産業別概況●ブロック別概況

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