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【最新海外事情レポート】 到着ビザ(VOA)を利用した入国の注意点(インドネシア)

ビジネス目的でインドネシアへ入国する際には、Visa On Arrival (通称:到着ビザ、以下VOA)を購入し、入国審査官にシールと半券を渡し、入国審査官がシールを貼付ならびにスタンプ押印の後、入国する。(観光・親族訪問などの目的の場合、VOAは不要)

 

しかし、ここ数ヶ月間でVOAの購入窓口や入国審査カウンターで担当官の巧妙な詐欺まがいのケースが多発している。

 

いくつかのケースを紹介したい。

 

(1) VOA購入窓口にて、US$35を支払っても領収書が発行されず、また、VOAシールも貼付されずに、入国審査カウンターで、単にビザ免除(VISA Exemption:観光・親族訪問等目的の査証免除)しか押印されないケース

 

(2) VOA 購入窓口にて、US$35を支払って領収書が発行されても、VOAシールが貼付されずに、入国審査カウンターで、ビザ免除のスタンプしか押印されていないケース(領収書の日付が当日でないものがある)

 

(3) VOAで入管手続きをするつもりが、VOA購入窓口での手続きをせず、誤って外国人用の入国審査カウンターまで行ってしまった場合、良心的な入国審査官ならばVOA購入窓口へ行くよう指示するものの、悪質な場合、その場でUS$35を要求し、使い古し等の不正な領収書を渡し、ビザ免除のスタンプを押印するケース(領収書無しのケースもあり)

 

(4) ビジネス目的でVOAを購入するつもりが、誤ってVOA購入窓口を経ず、直接、入国審査カウンターへ行き、そこでビザ免除を勧められて免除のスタンプを押されるケース

 

(5) 観光・親族訪問目的でビザ免除のつもりが、入国審査カウンターでVOA購入を要求され、やむなくUS$35を支払って入管するケース (この場合、日付違いの領収書が発行されることや、加えてVOAシール貼付も無くビザ免除のスタンプしか押印されてないケースもある)

 

(6) VOAでシールもスタンプも正常どおりに押されたものの、押印スタンプの日付が間違っているケース(月の変わり目に発生)

 

これらのケースは、いずれも入国審査を通過することはできるが、ビザ免除での商談活動が認められていない。ビザ免除で入国後、訪問先で商談をしているところに査察が入り、罰金と称して高額な金品をゆすられたとの被害が出ている。十分注意されたい。

 

VOAにおける正式な入管手続き方法

 

1)入管時にVOAを利用する方は「VOA 購入窓口」でUS$35を支払ったら必ず領収書を入手する。

2)パスポートにVOAシールが貼付されていることを確認する。

3)領収書およびVOAシールが無い場合には、その場で直ちに担当官に確認する。

4)観光・親族訪問目的で入国する場合は、VOAではなく、ビザ免除(貼付参照:VISA Exemptionの青いスタンプ)の対象となり、US$35の支払いは不要である。

※「入国審査カウンター」にて入国審査官にUS$35 を支払うことはない。

 

(ジャカルタジャパンクラブ 事務局長 富澤 陽一)