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【最新海外事情レポート】 プミポン国王陛下ご崩御後の訪タイについて(バンコク)

昨年1013日、タイ国民から敬愛されてやまないプミポン国王がご崩御された。現在においてもご遺体は王宮に火葬されずに安置され、毎日数万人という人々が王宮に訪れ、前国王の安らかな眠りを祈っている。

 

ご崩御から9カ月。政府からの喪服期間における3つの指示を念頭に、あらためて現在のタイの状況、訪タイの際の注意点をお伝えしたい。

 

ご崩御直後、タイ政府から国民に対し、次の3つの指示が出ている。

 

①1年間の弔意を示す服装の着用

②公的な機関での30日の半旗掲揚

③30日間の各種娯楽行事の自粛検討



「①1年間の弔意を示す服装の着用」については、公務員や一部機関を除いて、普段の服装に戻っている。日本から観光でタイに訪れる場合などは、特段の配慮は必要ないだろう。ただし、服喪期間内に在タイのタイ政府機関への訪問を予定している場合は、黒、あるいはダークスーツと黒ネクタイを用意し、できるだけ華美な服装を避けるほうが望ましい。どうしても用意できない場合は、喪章や黒の腕章などでも構わない。

 


 

(写真1)商業施設にかけられたリボン

 

 

 

 

 

 

 

「②公的な機関での30日の半旗掲揚」については、すでに指示期間は終了している。ただ、街を歩くと商業施設には黒と白のリボンが現在もかけられ(写真1)、街のいたるところにプミポン国王の写真や絵画が飾られている(写真2)。こういった写真の前や王宮、ホアヒンなど王室関係の場所では、タイ国民感情に配慮した行動を心がけたい。

 


 


(写真2)JCC入居ビル前のプミポン国王写真

 

 

 

 

 

 

「③30日間の各種娯楽行事の自粛検討」については、9カ月を経た現在においてはほぼ影響がないといってよい。ご崩御直後は、事業所開所式典の中止・延期や販促活動の延期といった企業活動への制限はもとより、テレビの娯楽番組の自粛、会食自粛、ゴルフコンペの中止など多方面で影響があったが、現在はほぼ平常に戻っている。

 

今年1025日から29日にかけてご遺体の火葬も含めた葬儀が行われる予定だ。この葬儀終了までは服喪期間となるだろう。期間内にタイに渡航される場合は、上記点を念頭におき、行動していただきたい。

 

盤谷日本人商工会議所 事務局長 堤 陽一)